会員制ビジネスのメリットが列挙してあるサイトや「会員制ビジネスで成功できます!」という売り文句を全面に打ち出しているサイトは数多く存在します。
しかし、成功事例について言及しているサイトは少ないと思いませんか。
会員制ビジネスに興味があるなら、どんな事例が成功しているのかが気になりますし、成功事例から学べることがあるなら知りたいですよね。
また、できることなら大手携帯キャリアやお酢で有名な健康食品会社のような大企業の成功事例だけでなく、すぐにでも構築できそうな比較的小規模な会員制ビジネスの成功事例まで、網羅的に知りたいのではないでしょうか。
今回の記事では、様々な企業の成功事例を紹介いたします。
より実践的で具体的な内容をお話しますので、ぜひ参考にしてください。
成功事例から学ぶ会員制ビジネス3つのコツ
それでは、成功事例から学ぶ会員制ビジネスの3つのコツをお話しします。
その3つのコツは
・“お試し”で入会してもらう
・コンテンツはシンプルに
・OEMでコンテンツを販売する
です。
成功事例と共にお話ししますね。
お試しで入会してもらう
まず、会員制ビジネスでの集客のコツです。
成功している会員制ビジネスは、「最初はお試しで入会してもらう」ことをしています。
例えば、マーケティングについて教えている会員制ビジネスがあります。
この会員制ビジネスでは、月に1万円程度の会費を徴収し成功しています。
月々1万円の会費は決して安いものではありません。しかし、会員は増加しており、会員制ビジネスとして成功しているのです。
この会員制ビジネスが成功した要因は、見込み客に対する「お試し入会」制度にあります。
具体的にお話しすると、主催者が、自身の交流会やセミナー開催時にこの会員制ビジネスの告知を行っているのです。
この無料お試しのポイントは、2つです。
1つは、セミナーや交流会で直接会った、すでに信頼関係ができている人に対して行われていること。
2つ目は、主催者のビジネスに関心があり、他のビジネスにも興味がある顧客に対して勧誘が行うこと。
信頼関係があり、商品やサービスに興味がありそうな良質な見込み客に対して、「一番最初は、無料でお金がかかりません。ですから、興味があるならお試しで入会しませんか?」と声をかけることで、新規顧客の獲得率が上がります。
商品やサービスに興味があっても、有料であると敷居が高く感じますが、「無料でお金がかからない」というキーワードがあることで、入会の敷居が低くなります。
「無料・お試し」の一言が消費者に刺さる言葉でなくなってきていると感じていませんか?
実際、世の中に「無料・お試し」が溢れてしまっているので、「無料・お試し」に警戒心を抱いてしまうお客様が増えてきています。
そんなお客様に対して、「無料・お試し」を体験してもらう魔法の言葉があります。
その言葉については、「たった“一言”で見込み客を顧客にしてしまう心理テク」に詳しく書いていますのでぜひ参考にしてください。
コンテンツはシンプルに
次に、コンテンツ提供の仕方についてお話をします。
成功している会員制ビジネスが共通して行なっているコンテンツ提供のポイントは、「コンテンツはシンプルに」です。
会員制ビジネスの構築を考える人の多くが、提供するコンテンツを「難しい」「複雑」なコンテンツを複数で行うことを考えます。
会員制ビジネスでは、多彩なコンテンツを提供することが義務だとさえ感じている人もいらっしゃいます。
しかし、成功している会員制ビジネスはその逆なのです。
コンテンツの提供はシンプルでわかりやすいものが鉄則といってもいいでしょう。
釣りの会員制ビジネスで成功したサラリーマンの実例をお話しします。
この方は、サラリーマンをしながら副業として会員制ビジネスを運用しています。
釣りが趣味の方なので、同じように釣りが好きな人たちが集まる場所を作り、会費をもらってコミュニティを作っているのです。
この方が会員からもらっている会費は、月額1万円。
会員制ビジネスで行なっていることは、「会員が集まって釣りをする日程を連絡すること」のみです。
その連絡は、電話やメール、カレンダー共有程度で完了させています。
たったこれだけのことしかしていない会員制ビジネスですが、会員が大きく減少することはありません。シンプルでわかりやすいコンテンツ提供だからこそ、お客様も納得してコンテンツを購入しているからです。
難しいビジネスを行おうとするほどに、手間がかかり苦労します。しかし、成功する可能性が増えるわけではないのです。
シンプルなことを継続することがコンテンツ提供のコツになります。
OEMでコンテンツを販売する
最後にコンテンツ販売のコツをお話しします。
成功している会員制ビジネスが取り入れているコンテンツ販売手法の1つにOEMがあります。
OEMは、「商品を持っているけれど販売が不得手な人」から商品を仕入れて、商品名を変更して代理販売することです。
会員制ビジネスで販売するコンテンツに困ったなら、OEM取り入れることを考えましょう。
特に、プログラマーやシステム開発者のような販売や集客についてのノウハウに日常的に接する機会が少ない方達にアクションをかけてみてください。
実際に、あるプログラマーさんは、作成した紹介システムを定期購入型会員制ビジネスとして売り出してもらい、月々の売り上げの30%をリターンとしてもらっています。
この紹介システムは、月に1万円という額で売り出されたのですが、現時点で700本以上販売されているのです。
OEMを利用することで、権利を持っている人にとってもメリットがあり、あなたも簡単にコンテンツを手に入れることができます。
まとめ
今回は、成功事例から学ぶ会員制ビジネスの3つのコツについてお話ししてきました。
3つのコツに共通するキーワードは、「シンプルで簡単に、労力をかけずにできる」と言えます。
苦労しないでお金を稼ぐというと不謹慎に聞こえますが、上手にシステムを利用して時間も労力もかけずに稼げるようになりたいならぜひ導入したいコツでしたね。
ぜひ、あなたもこれらのコツを取り入れて、会員制ビジネスを立ち上げてみてください。
会員制ビジネスに関するメリットや構築のポイントについては、「初心者でもできる! 売上の立つ会員制ビジネスの作り方」に詳しく書いてあります。
もし、もっと詳しく会員制ビジネスについて知りたいと感じましたら、ご一読ください。